工場見学②
2017.08.25
今日の松江は雲の多い朝を迎えました。午前中は山陰各地でも雨になる地域がありそうですね。★木地の組み立てが完了すると「塗装工程」になります。下地で調整した後、「塗装」と「研磨」を繰り返すことになりますが、お仏壇の可動部分になる「引出し」や「膳引き」などは酷使に耐えるよう、組み立てから塗装まで特殊な技術を用いて仕上げられます。画像は研磨途中の「引出し」ですが、研磨工程は塗装の噛み付きをよくすることはもちろん、表面全体を平滑に仕上げるという目的があります。この研磨作業の良しあしが製品の仕上がりに大きく影響するといわれるほど重要な工程になるので、熟練した職人により一つ一つ丁寧に仕上げられます。研磨は部位に応じて手研磨、電動サンダー、ベルトサンダー、レベルサンダーを使い分けるそうですが、この日も工場では僅かな歪も見逃さないよう徹底した作業が繰り返されていました。徳島仏壇の安定感のひとつは、この研磨と塗装にあるともいえますね。★週末は概ね好天に恵まれそうですが、朝晩は少しだけ過ごしやすくなりそうな予報になりました。