「大晦日」
2024.12.30
年の瀬を迎えて松江は不安定な天候になっています。それでも昨日の堀川遊覧船には帰省や観光で訪れた多くの方々が乗船されていたようです。★いよいよ明日は大晦日。一年の締めくくりの日として気持ちよく過ごしたいものですね。この時期は全国の神社で「大祓(おおはらえ)」という神事が執り行われます。これは奈良時代の宮中祭祀に起源をもつ歴史のある行事で、六月末の「夏越の祓(なごしのはらえ)」のあとの半年間の罪や穢れを祓う儀式とされています。各家庭では一年間の幸福をもたらす「歳神様」を迎えるため大掃除などで準備を整え、古くは一晩中眠らずに歳神様を迎えるという風習もあったそうです。★寺院では大晦日の夜に「除夜の鐘」をつく行事が行われてきました。これは心身を惑わし悩ませる煩悩を取り除き、清らかな心で新年を迎えるための行事とされています。「除夜の鐘」の起源は中国の宋の時代にまで遡るそうで、「鬼払い」のため月の最後の夜に鐘をついていたものが一年の最後だけになり、この行事が鎌倉時代に日本の禅寺に伝わったとされています。古くからこの日は心身を浄める区切りの一日と考えられていたようですね。★皆様にはこの一年ご愛顧を賜りましたこと心よりお礼申し上げます。本当にありがとうございました。母里佛具店の年内の営業は本日12月30日(月)まで、新年は1月6日(月)より通常営業致します。来るべき年が皆様にとって素晴らしい一年になりますよう心よりお祈り申し上げます。