「お盆」
2024.08.12
いよいよ明日からはお盆。朝晩は少しだけ過ごしやすくなっていますが、まだまだ暑い夏が続きそうですね。★そもそも「お盆」の由来は何でしょうか?「お盆」は仏教における「盂蘭盆(うらぼん)」に基づくとされています。語源はサンスクリット語の「ウランバーナ(逆さに吊り下げられた苦しみ)」とされ、盂蘭盆経に書かれた目連尊者の説話が広く知られています。その昔、お釈迦樣の弟子の目連尊者の母親は子である目連尊者を溺愛し、周囲の不幸に無関心であったことが原因で餓鬼道に落ちてしまいます。餓鬼道に落ちた母は逆さに吊され、食べることも飲むことも出来ずに苦しむことになりました。神通力を持つ目連尊者は母のその姿を目にし、嘆き悲しんでお釈迦樣に相談します。するとお釈迦樣は、自分の力を母親のためだけでなく、母親と同様に飢え苦しむ人々のために使うよう諭しました。これに従った目連尊者の功徳により母親は極楽往生を遂げたとされます。盂蘭盆の概念については諸説あり定かではないようですが、古来より日本にあった祖霊を祀る文化と融合して現在のようなお盆の行事になったと考えるとなるほどという気がします。お盆はご先祖や故人とつながる時期。心静かに過ごしたいものですね。★明日からの3日間はお盆休みとさせていただきます。お盆前の期間にはご愛顧を賜りましたことスタッフ一同、心よりお礼申しあげます。