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スタッフブログ

「夏至」

2022.06.20

松江では連日、日中の最高気温が30度前後となっています。梅雨入りした後も暑さは厳しいままですね。明日は「夏至」。年間を通して昼間の時間が最も長くなる時期にあたり、今朝も朝の4時半頃には東の空の方角からが徐々に明るくなっていました。★古くから農耕文化を中心とする日本では、夏至の時期になると自然の恵みに感謝し豊作や無病を願う風習が残っている地域があります。また、北欧の国々でもこの時期になると神々しい太陽の恵みに感謝するお祭りが華やかに行われるそうです。イングランド南部のストーンヘンジ遺跡では「夏至祭」が盛大に行われ、白夜の国スウェーデンでは、いつまでも沈まない太陽の日を浴びて祝う「夏至の祭り」が賑やかに行われます。夏の短い国の人々にとっても「夏至」は大切な祝日になっているのかもしれませんね。★聖観音立像の修復は木地製作と箔下塗りが終わりました。画像はその段階のものです。塗りについては何度か修復された痕跡があり、長い間にわたり大切にされてきたことがうかがえます。金箔の輝きに落ち着きを持たせるため、塗りは消し仕上げとしています。このあとは金箔押し、金粉蒔き、宝冠部分の彩色、小物の製作、光背と厨子の仕上げとなります。★今日一日は厳しい暑さとなりそうですが、明日からは雲の多い天気になる予報になりました。