「三学」
2020.03.15
昨日の松江は午前中、青空が広がっていましたが午後からは土砂降りになってしまいました。ここ数日、全国的に不安定な天候になっているようですね。★毎年お彼岸の前になると、近くにある普門院のハクモクレンが綺麗に咲き誇ります。この花が咲く頃には気温も上がって春の訪れを感じる日が多くなりますね。ハクモクレンは咲いている期間はそれほど長くはありませんが、独特のいい香りを放ちます。昨日もわずかな時間でしたが眺めることができました。★間もなく春のお彼岸。春分の日を中日として前後3日間を合わせた7日間が春のお彼岸となります。お彼岸にはお墓参りをするなど、ご先祖様に感謝し六波羅蜜(布施、持戒、忍辱、精進、禅定、智慧)を実践する期間とされています。六波羅蜜はお釈迦様が説いたとされる「三学(戒学・定学・慧学)」が発展したものと言われています。「戒学(かいがく)」は戒律のことで、身口意の三悪を止め、善を修すること。「定学(じょうがく)」は禅定を修めることで、心の散乱を防ぎ精神を穏やかに保つこと。「慧学(えがく)」は智慧を修めることで、煩悩の惑を破りすべての事柄の真実の姿を見極めること。慌ただしい現代社会の中でこそ実践したいものですね。★明日はまた寒さが厳しくなる予報になりました。週の後半からは暖かな日差しが戻りそうですね。