「スイレン」
2019.07.04
梅雨入りしてからは全国的に不安定な天気になっているようですね。松江でも降ったり止んだりの梅雨空が続いています。★昨日、玄関先の小さな鉢のスイレンが咲きました。大きな花ではありませんが、眺めていると心が和みます。午前中は綺麗に咲いていますが、午後からは眠るように閉じてしまいます。「睡蓮」と呼ばれる所以ですね。いくつか蕾があるようですが、それぞれ数日間だけ綺麗に咲いてからその後は散ってしまうようです。★「スイレン」と「蓮」は似ているようですが違う植物になるそうですね。見た目が似ているので間違えそうになりますが、花びらに特徴があって先がとがったように見えるのがスイレンで、蓮はやや丸みを帯びています。また、画像のようにスイレンの葉には水滴が乗ってもはじきませんが、蓮の葉は水滴をはじいてしまいます。葉はどちらも丸い形をしており、スイレンの葉には一部に切れ込みが見られます。スイレンの歴史は古く、古代エジプトの壁画などにも描かれているそうです。古来インドでは蓮の花が大切にされていたようで、仏教などでは蓮をモチーフにしたデザインが用いられており、仏像の台座の多くは蓮台座になっています。どちらの花も沼などに根を張って美しい花を咲かせるところから人々の心を惹きつけたのかもしれませんね。★九州地方は大変な降水量になったようです。しばらくは全国的に不安定な天気になりそうですね。